Love their
逢いたい。
冷静すら忘れそうな欲求が大きく膨れあがって自分でどうすることも出来なかった。
私も今すぐ逢いたい。
さっきまで無かった欲望が少しお酒に浸かった頭の中に豪雨の如く降り注ぐ。
逢いたい――!!
サトルがBARの扉を開いて里子と私を呼び寄せた。
とにかく一度中に入らなきゃ。
扉をくぐる里子の真後ろで一旦頭の回路を別に繋ごうとしたが繋げなかった。
「…ごめんっっ私…」
肩に手をかけようとしたサトルの温かい手をすり抜けるように後ろに後退りした。
店の中で振り返る里子と一瞬目が合い、もう一度心の中でごめんと呟いた。
「どした?…気分でも…」
キョトンとした表情でサトルが手を差しのべたが、更に後退りしたレイのバッグに軽く触れ、その手を押しやった。
「ごめ…気分悪いみたいだから先帰るね…」
怪訝そうに見つめるサトルの視線に合わすことが出来ずにうつ向いたまま呟いた。
「……。送ろうか…」
「いや、いい。里子に付き合ってあげてっっ」
そう投げかけると最後まで見れなかったサトルと里子を残して走りだしていた。
「ちょっ…おい、レイっっ…」
冷静すら忘れそうな欲求が大きく膨れあがって自分でどうすることも出来なかった。
私も今すぐ逢いたい。
さっきまで無かった欲望が少しお酒に浸かった頭の中に豪雨の如く降り注ぐ。
逢いたい――!!
サトルがBARの扉を開いて里子と私を呼び寄せた。
とにかく一度中に入らなきゃ。
扉をくぐる里子の真後ろで一旦頭の回路を別に繋ごうとしたが繋げなかった。
「…ごめんっっ私…」
肩に手をかけようとしたサトルの温かい手をすり抜けるように後ろに後退りした。
店の中で振り返る里子と一瞬目が合い、もう一度心の中でごめんと呟いた。
「どした?…気分でも…」
キョトンとした表情でサトルが手を差しのべたが、更に後退りしたレイのバッグに軽く触れ、その手を押しやった。
「ごめ…気分悪いみたいだから先帰るね…」
怪訝そうに見つめるサトルの視線に合わすことが出来ずにうつ向いたまま呟いた。
「……。送ろうか…」
「いや、いい。里子に付き合ってあげてっっ」
そう投げかけると最後まで見れなかったサトルと里子を残して走りだしていた。
「ちょっ…おい、レイっっ…」