Love their
私……。




自業自得だ。




2人への理解を何とか試みる。



自分を責めることしか浮かばない。




そう、まさか2人が朝まで一緒にいたなんて夢にも思わないし、


想像なんて初めてした。




きっと分からない私を2人は知っていた。




サトルの考えてることなんて何でも分かっていた。



分かっていたつもり、だったんだ…。




そんな自分のことを2人の物差しでは充分すぎるくらい図られていたんだ。




サトルが動く度に香水の香りが移動する。



動きに誘われてレイの目の前にしゃがみこんだサトルに気付く。



サトルは何も言わずに伏せるレイと同じ目線まで顔を下ろしてじっと見つめる。



サトルも言葉が見つからないようだ。






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