Love their
「レイ〜、お腹すかない?」
「だね〜寒いし。晩何食べようか…」
仕事を終え、カフェの窓際のいつもの席でミルクティを飲んでいた。
もうすぐクリスマス。
店内は早くもクリスマス一色で店の入口には大きなツリーが飾られている。
会社の道路はさんで向かいのこのカフェがいつもの待ち合わせ場所。
私、レイ25歳。
同い年の彼氏のサトルとは付き合ってもう3年になる。
こうして仕事の後、週に2回ほど会い、晩ご飯を食べに行くのがお決まりのパターン。
仕事を終えて、軽く化粧直しをした後、
大抵はこの窓際の席でお茶を飲んで帰るのが習慣になっていて。
ガラス越しに行き交う人をボーッとうつろに眺めて、
そう、飽きるまで眺めて最後に残った一口を飲み干して帰る。
これがないと何だか仕事が終わった気がしなかった。
1人で過ごして帰ることもあれば、
女友達と軽く話をしてから帰ることもあって。
変わらないことといえば、窓際から眺める景色。
あれから何か変わったんだろうか――?
サトルとはずっと居て。
仕事もしていて。
何も変わっていない。
「だね〜寒いし。晩何食べようか…」
仕事を終え、カフェの窓際のいつもの席でミルクティを飲んでいた。
もうすぐクリスマス。
店内は早くもクリスマス一色で店の入口には大きなツリーが飾られている。
会社の道路はさんで向かいのこのカフェがいつもの待ち合わせ場所。
私、レイ25歳。
同い年の彼氏のサトルとは付き合ってもう3年になる。
こうして仕事の後、週に2回ほど会い、晩ご飯を食べに行くのがお決まりのパターン。
仕事を終えて、軽く化粧直しをした後、
大抵はこの窓際の席でお茶を飲んで帰るのが習慣になっていて。
ガラス越しに行き交う人をボーッとうつろに眺めて、
そう、飽きるまで眺めて最後に残った一口を飲み干して帰る。
これがないと何だか仕事が終わった気がしなかった。
1人で過ごして帰ることもあれば、
女友達と軽く話をしてから帰ることもあって。
変わらないことといえば、窓際から眺める景色。
あれから何か変わったんだろうか――?
サトルとはずっと居て。
仕事もしていて。
何も変わっていない。