Love their
第10章―本心と真実の愛
―7月4日―
穴があくほど自分を見つめなおした。
ずっとずっと。
ずっと今までの記憶を堀り返しては見つめ直した。
彼のこと。
そして、サトルのこと。
里子のこと。
これから自分がどうすればいいのか、まだ分からなかった。
あれから、彼とあんな形で別れてから結局自分の家に帰った。
帰りたくなかった。
でも、行く場所なんてなかった。
私にはここしか居場所がなかった。
次の日も仕事を休んでしまった。
体調を心配してくれる上司の声にすら何も感じなかった。
レイの心はそれほどまでに疲れていた。
自分を見失うってこんな感じをいうのかな…。
帰って知らない間に眠ってしまい、また朝がくる。
同じように過ごした昨日とは全然違った。
彼の言った通り、眠ってからは身体のだるさを感じなかった。
ただ、何もする気になれずにひたすら見つめる。
全てを投げ出してしまいたい気持ちすら起こらずに、
ずっと考えていた。
考えても考えても辿り着く結論は同じ。
本当の愛なんてなかった。
穴があくほど自分を見つめなおした。
ずっとずっと。
ずっと今までの記憶を堀り返しては見つめ直した。
彼のこと。
そして、サトルのこと。
里子のこと。
これから自分がどうすればいいのか、まだ分からなかった。
あれから、彼とあんな形で別れてから結局自分の家に帰った。
帰りたくなかった。
でも、行く場所なんてなかった。
私にはここしか居場所がなかった。
次の日も仕事を休んでしまった。
体調を心配してくれる上司の声にすら何も感じなかった。
レイの心はそれほどまでに疲れていた。
自分を見失うってこんな感じをいうのかな…。
帰って知らない間に眠ってしまい、また朝がくる。
同じように過ごした昨日とは全然違った。
彼の言った通り、眠ってからは身体のだるさを感じなかった。
ただ、何もする気になれずにひたすら見つめる。
全てを投げ出してしまいたい気持ちすら起こらずに、
ずっと考えていた。
考えても考えても辿り着く結論は同じ。
本当の愛なんてなかった。