Love their
ひんやりとした感覚を感じて目が覚めると、もう外は暗かった。


またいつの間にか眠ってしまったみたいだ。



泣き濡らしたクッションを抱えながら起き上がる。





窓の外には微かに夜に溶け込んでいく夕日が見えた。


じきに紫色が強くなってうっすらとした白い雲と一緒に闇に消えてしまった。



時間は狂いなくまわる。




時が止まって欲しかった。



そんなあり得ない願いですら叶ったかのような彼と過ごしたあの日。





もう味方してくれないんだね。




もう、そう願うことすら許されていない気がした。




これで終りにしたい。







辛いことはもう、やだ。
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