Love their
着いた先は真っ白なリゾートホテル。



季節はシーズンに入ろうとしているがまだ閑散としていた。




車をホテルマンに預け、フロントへと先を歩く彼。




今日はここで一緒に過ごせる…。




レイは胸の高まりを抑えることが出来ずにいた。





ただ理由を聞けなかった。



こうして一緒にいることに。





彼の本心さえ分からないままであったが、




全部、流れに任すことにした。





この胸の高まりに心地良さを感じる自分がいる。






一緒に居れるだけで、それでいい。






どんな形であろうと。







何も言わない。







だから傍に居させて欲しい。
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