Love their
言わないで―。



そう言おうとした時だった。



「僕は、…僕がレイを好きなんだ」



遮るようにして言った彼。



強い眼差しだが、優しさで溢れる彼の瞳をレイも見つめた。




「…ごめんね。ついやっぱり気になってね」



「いいの…」



そんなテーブルに目を伏せた彼が愛おしかった。






もう何も誰も関係ないんだ。




これからは。




いっぱい二人だけの時間を過ごしたい。



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