Love their
第2章―出会い
―6月20日―
あれから何度か葛藤を繰り返しながら、結局ピアスのことは聞けずじまいだった。
サトルは月曜日に退院してが何度か電話で話をしただけだった。
顔を合わせなかったので感情的にならずに済んだ。
今日は、サトルが退院後の診察に病院へ行く。
久々にお互い有給を取ったので病院帰りにランチをしようということになった。
その後はあてもなかったが、買いたかった物もあったので付き合ってもらうことにした。
用事がないデートだったら、
サトルへの不信な気持ちをぶつけてしまいそうだった。
待ち合わせは10時に病院の売店の前。
今日は朝から雲一つない快晴だ。
空気が程良く乾燥していて駅からの道のりを歩くのに汗一つかかなかった。
気持ちがいい。
仕事以外で平日にゆっくり街を歩くことなんて滅多にないせいか
歩く視界に全てのものが新鮮に見える。
休日とは違って雰囲気が変わる街並。
気候も手伝ってレイの湿った心の中も乾かしてくれるようだった。
あれから何度か葛藤を繰り返しながら、結局ピアスのことは聞けずじまいだった。
サトルは月曜日に退院してが何度か電話で話をしただけだった。
顔を合わせなかったので感情的にならずに済んだ。
今日は、サトルが退院後の診察に病院へ行く。
久々にお互い有給を取ったので病院帰りにランチをしようということになった。
その後はあてもなかったが、買いたかった物もあったので付き合ってもらうことにした。
用事がないデートだったら、
サトルへの不信な気持ちをぶつけてしまいそうだった。
待ち合わせは10時に病院の売店の前。
今日は朝から雲一つない快晴だ。
空気が程良く乾燥していて駅からの道のりを歩くのに汗一つかかなかった。
気持ちがいい。
仕事以外で平日にゆっくり街を歩くことなんて滅多にないせいか
歩く視界に全てのものが新鮮に見える。
休日とは違って雰囲気が変わる街並。
気候も手伝ってレイの湿った心の中も乾かしてくれるようだった。