Love their
店内は18時を少し過ぎたばかりだった。



入店した30分前に比べ、たくさんの客で賑わっていた。



笑い声、話し声、隣の人がページをめくる雑誌の音。

耳から入っては抜け、それを繰り返すささやかな喧騒。



これくらいがちょうどいい。


静か過ぎたら、



どうしても、頭に浮かんで離れなくなる。



やっぱり私はまだ、求めてる。


時折無性に、貴方のことを。





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