Love their
何度も吐息を絡めながらキスをした。




溶ろけるくらいに甘く、





火傷しそうなくらいに熱いキスを交した。





彼のまつ毛の感触がまぶたに感じて目を開けた。




自分が無くなりそうなのを必死に彼の目の中に探しながらも、




彼の唇を離すことが出来なかった。





名残り惜しむように離した唇をまた何度か求めて、




再び壊れるくらいに抱き締め合った。






彼の肩越しに見える真っ暗な空に一粒の流れ星。




――このまま、時が止まって欲しい。





ネオンの中に流れ落ちたのを見届けた後、目を閉じた。




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