Love their
その時、着信が入った。
サトルからだった。
レイは一息ついて携帯を耳に当ててボタンを押した。
『あ、やっと出た!お前、昨日から何してたんだよ〜』
サトルの大きな声が耳をつく。
レイは受話音量を下げながら言った。
「…ごめん。会社の飲み会の後疲れて寝てしまってて…」
「何だよ〜じゃあ電話くらいして来いよ〜仕事上がったんだろ?」
「うん。お茶してる」
ついた嘘に少し口の乾きを覚えてストローでコーヒーを吸った。
「やっぱり?俺、もう着いたわ」
振り返るとカフェの入口でこっちを見て軽く手を上げるサトルが居た。
「……はい」
携帯を切ってバッグの中にしまった。
注文したオレンジジュースを片手にサトルが向かいの席に座った。
胸ポケットからタバコを取り出してジッポで火をつけた。
煙を吐きながらサトルが言った。
「今日、病院だったから仕事午後から上がったんだ」
そうだったんだ。
どうりで昼間から着信が多かった訳だ。
「そうなの…今日、晩行く?」
レイは病院…三浦さんの事が頭をよぎったのでなるべく違う話をしようと話を変えた。
サトルからだった。
レイは一息ついて携帯を耳に当ててボタンを押した。
『あ、やっと出た!お前、昨日から何してたんだよ〜』
サトルの大きな声が耳をつく。
レイは受話音量を下げながら言った。
「…ごめん。会社の飲み会の後疲れて寝てしまってて…」
「何だよ〜じゃあ電話くらいして来いよ〜仕事上がったんだろ?」
「うん。お茶してる」
ついた嘘に少し口の乾きを覚えてストローでコーヒーを吸った。
「やっぱり?俺、もう着いたわ」
振り返るとカフェの入口でこっちを見て軽く手を上げるサトルが居た。
「……はい」
携帯を切ってバッグの中にしまった。
注文したオレンジジュースを片手にサトルが向かいの席に座った。
胸ポケットからタバコを取り出してジッポで火をつけた。
煙を吐きながらサトルが言った。
「今日、病院だったから仕事午後から上がったんだ」
そうだったんだ。
どうりで昼間から着信が多かった訳だ。
「そうなの…今日、晩行く?」
レイは病院…三浦さんの事が頭をよぎったのでなるべく違う話をしようと話を変えた。