恋といのり

*ren*

俺には幼い頃から前世の記憶があった

まだ小さなころは、その話を大人や友達に理解してもらおうと努力していた

でも、いくら言っても誰も信じてくれなかった


当たり前だ


なぜなら、俺の前世は物語の主人公として知られている人物だったから


それに気付いたのは、小学校にあがる前

その本を家で見つけた時だ


その内容は、まさしく俺の前世の記憶と一致していた

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