恋といのり

無表情のまま私の頭を撫でる隼人

「今日の朝食には旦那様と御兄様方がいらっしゃいますよ」

え?

『本当?!』

「はい」

今度は優しい笑顔で隼人は手をどかした

また少しかっこよくなった?

「行きましょう」

『うん!』

少しスキップをしながら隼人の後ろについて行った

いつもと同じはずの扉が明るく見えるのは気のせい?
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