誰もしらない世界
営業が終わり、杉浦と安西は店をでる。
すると歩とばったり更衣室前で出会う。歩はそっけなく足早に杉浦の前を通りすぎた。

バースデーが終わった翌日、歩はいつものように出勤をする。更衣室へ入ろうとすると、ドアの外かられいかが黒服に怒鳴っているのが聞こえた。

れいか(どーゆうこと!)

黒服(いや、だから安西さんがれいかさんの支払いだって言ってまして…)

れいか(は?何でなん!おかしいわよ!)

黒服(いや、そう言われましても…)

れいか(私のせいじゃないから)

そう言ってドレスを投げつけ更衣室から外へと走る。

ドン!
歩にぶつかったが今日はいつもとは様子が違うようだった。

歩は困り果てた黒服に事情を聞く。

歩(どうしたんですか?)

黒服(いやー、参ったことに掛けだったんですよ…安西さんの飲み代…トン面したみたいで、、)


歩(え?まぢ?)
歩はびっくりする。

黒服(いやー、会計の時に安西さんれいかさんの許可とってツケで払うからって言ってたんですけど…)
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