誰もしらない世界
歩(それは…)

歩は少し戸惑いながら答える。

歩(強くて、力を持っている所かしら…)

藤田(力…?)

藤田は眉間にシワを寄せる。

歩(私、杉浦さんに出会う前はずっと生きてる心地がしなかったのよ。私を変えてくれたのは杉浦さんなの。だから、そんなに杉浦さんを悪く言わないで。)

歩は俯きながら言うと、藤田は歩から目を反らす。

藤田(わかったよ…よし、今日はもう帰るよ。じゃ…)

そう言い、藤田は店にチェックをして帰っていった。
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