誰もしらない世界
れいかはそんな、キャストの群れの中を一人突っ切って歩と米村の方へと歩いてきた。

歩は米村と楽しそうに話を続けていると米村の視線が歩の背後へとそれ、表情が変わったことに歩は気がつき後ろを振り向くと後ろにはれいかが立っていた。

歩は驚きハッとした。

れいか(久し振りね。歩。)

そう言い、れいかは勢いよくナイフを歩の腕へと振り上げた。

スパッと歩の腕がナイフで切れた。

歩(きゃー！痛いっ！)

歩は叫びその場を離れようとするとれいかは歩の腕をつかむ。

れいか(あんたなんか地獄に落ちればいいのよ。私より先にあんたが地獄に行ってもらうんだから。その作り物の顔もなにもかも壊してやるわ。)

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