誰もしらない世界
米村(ふーん。いいね!わかったよ。企画に練り込んどくよ。)
そんなふうに米村は軽く流した。
歩はデザインを書いた紙を米村に渡した後オフィスを後にした。
自宅に帰り、ひとしきりデザインを見つめて眺めた時、ふと歩は寂しさを感じた。
…杉浦さんは今ごろどこにいるんだろう…
私がこんなことしている間、彼は何をしてるんだろう…
ふと杉浦の事が心配になって仕方がなかった。
繋がるはずのない電話をかける。
電話の受話器からは、この電話番号は現在使われておりません。
そう聞こえるばかりだった。
そんなふうに米村は軽く流した。
歩はデザインを書いた紙を米村に渡した後オフィスを後にした。
自宅に帰り、ひとしきりデザインを見つめて眺めた時、ふと歩は寂しさを感じた。
…杉浦さんは今ごろどこにいるんだろう…
私がこんなことしている間、彼は何をしてるんだろう…
ふと杉浦の事が心配になって仕方がなかった。
繋がるはずのない電話をかける。
電話の受話器からは、この電話番号は現在使われておりません。
そう聞こえるばかりだった。