誰もしらない世界
はぁ…。

歩は一人ソファーに腰かけたまま落胆していた。

そんな時、米村から電話がかかってきた。

歩(もしもし。)

歩が電話にでると米村が急な話をもちだした。

米村(歩、お前今どこに住んでるんだ。)

歩(杉浦さんの用意してくれたマンションです。)

米村(家賃はどうしてるんだ?)

歩はその事を、すっかり忘れていた。
こんな高層マンションの家賃なんて今まで気にしたことがなかった歩はいくらするのかさえわからずにいた。

歩(…どうしよう。考えてませんでした。)

米村(うちの用意したところにこないか?)

歩(…)

少し迷った歩だったが、歩はその話にのることにした。

歩(はい。おねがいします。)
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