誰もしらない世界
男「あの有名なREGINAの女王に失礼だからね。」

そう言って男は笑った。

歩はその男と面識はないけれど、なんとなくボーッとした心の隙間を、埋めるかのようにその男の誘いに乗り、男の後をついていくことにした。

歩と男は繁華街の中にある静かなBARへと入った。

円卓のようになっている薄明かりの灯るカウンターに歩と男は腰かける。

男「ウィスキーロック1つ。君は?何をのむ?」

歩「えっと、じゃあハイボールください。」

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