誰もしらない世界
男は静かにたわいもない会話を話始める。

男「REGINAのかつての女王がこんな所にいるなんて思わなかったよ。」

歩「女王なんて、とんでもない。私はただの…」

男「言わなくてもいいよ。」

男はそう言って、笑った。
男「君の会社傾いたって話を、聞いたんだ。」

歩は触れられたくない話題に触れられた物の一瞬何事もなかったかのように必死に表情を繕った。

歩「まぁ、色々あったんです。」

そう言ってうつろな眼差しを浮かべる歩を見つめて男は静かにこう言った。
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