誰もしらない世界
歩は驚きを隠せずに口元を手で被う。

歩「す、杉浦さん…どうして?」

歩を連れてきた男は歩にこう言った。

男「何も怖いことを君にしにきた訳ではないんだ。彼の話を聞いておけば大丈夫。」

そう言って驚き立ちすくむ歩の背を押して杉浦の前に座らせた。

杉浦「もう一度チャンスを、選択したお前にお願いがある。」

歩は杉浦の約束を破った自分に、自己嫌悪しながら杉浦に、尋ねた。

歩「何ですか?お願いって」
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