誰もしらない世界
カツカツカツ…

VIP ルームへと移動すると、1本80万のワインが入れられていた。

歩は少しびっくりしながらも、内心れいかに勝ったという気がして、動揺を隠せずにいた。
その時、杉浦が歩に問いかける。

杉浦(歩、お前どこに住んでるの?)

歩(え…私は…)

答えられずに歩は黙り混む。
すかさず杉浦が歩に話しかける。

杉浦(お前が斉藤に使われてるのは本当なのか?)

歩(なんのことですか?)

歩はとっさに嘘をついたが、何故歩は斉藤の事を杉浦が知っているのか、そして何故歩のやっていることまで把握しているのかは、言わずともわかっていた。

歩(れいかさんでしょう?)

杉浦(何故そこにいる。そんなとこにいるのなら、俺のとこにきたほうがいい。選択はお前に任せる。)

杉浦はそう言った。
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