誰もしらない世界
ついに、ホテルの前へと歩はたどり着いた。
ホテルのエントランスを通過し、エレベーターの45階を押す。

エレベーターに乗りながら、街の景色をぼーっと見下ろした。

チーン。

エレベーターが45階に止まる。

4507。部屋の番号を確認して歩いていく。

カツ…

カツ…

カツ…

ピンポーン。


ガチャリ
部屋のチャイムを鳴らすと杉浦がドアを開ける。

杉浦(どうぞ)
そう言い、歩を部屋へ招き入れる。
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