誰もしらない世界
歩は心臓がばくばくする。
しかし冷静を装い、不機嫌そうなおかめにこう言う。

歩(ごめんね!待たせたからそこでご飯おごるから?)

そう言い、オカメと一緒にファミリーレストランへ入った。
すると、数分後サイレンの音が外から鳴り響く。
窓の外を見る。
オカメ(あれ?なんか消防車が複数台家のほうにいってない?)

歩はドキッとする。

歩(ほんとだ…どうしたんだろう。)
内心冷やっとしながら会話に合わせる。

オカメ(これ、食べたらいってみようよ!)

歩(うん…)

まさかこの火事の実行を歩ひとりでおこなったなんてオカメはおもうはずもないはずだ。
だって今私はここにいるのだから…
歩は心配になって杉浦にメールをうつ。

[言われた通りに作戦は成功したわ。]
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