誰もしらない世界
そんな会話をした翌日、杉浦はいつものように目を覚ませば歩の隣にはいなかった。
歩はなにも知らずに、キッチンでまた杉浦の晩御飯を作っていた。生ゴミを捨てるためにゴミ箱を開けると歩は目を疑った。
ゴミ箱には、歩が作った料理がそのまま捨てられていた。

歩はそれを見て料理をする手を止めた。
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