社長に求愛されました


自分が、言った、一緒に不幸になってくれという言葉。
あの時きっと、ちえりは色々覚悟を決めた上で自分の手をとってくれた事を、今更ながら知り、そうまでして自分の隣にいる事を選んでくれたちえりを自分の持つすべてで守ろうと心の誓う。

傍にいるだけで自分は幸せを与えてもらえるのだから。
ちえりは、この自分の手で。

不幸なんかではなく、必ず幸せにする。



これからふたりで奏でる世界にはきっと、愛が溢れている。













「キミで奏でる世界」
END





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