Dear席替えの神様
じっと彼女を見つめるが、彼女はじっと私を見つめ返すばかりだった。
何分かたったころ、この子と会話する以外ここから出られる道は無いんだなと思い、話しかけてみた。
「ねぇ、あなたは誰なの?」
「………私は泡姫。アリエルよ。」
……アリエル。テレビやファッションに興味無い私でさえわかる。
とっても綺麗な人魚姫のアリエル。
アリエルは人間に恋をしたため綺麗な髪と声と引き換えに人間と同じ足を手に入れる。
結局人間と恋愛はうまくいかず泡になって消えてしまうという悲しいお話。