【完】それでも、あたしは君が好き。
「今日は意外なヤツと登校だね?
三汐?」
「あ、うん、道でぶつかって、
そっから一緒に来たの!」
「そっかそっか~
三汐はイイヤツだよ!」
莉生ちゃんは席につきながら
うんうん、と頷いた。
「…確かにいい人そうだね!」
「まぁ見た目はさ、チャラいとか
思われそうじゃん?
でも、三汐の髪の毛は地毛だからさ。」
「え!そうなの!?
てっきり染めてるのかと……」
「だよな。だからよく、先生とかにも
呼び出しくらってる。」
と、莉生ちゃんは色々三汐くんのことを
話してくれた。