【完】それでも、あたしは君が好き。
「ていうかさ、体調どうよ?」
「うん!もう平気!」
「よかった~心配してたんだからな~ほんとに!」
莉生ちゃんはそう言いながら
立ち上がりあたしをぎゅっと抱きしめた。
「…莉生ちゃんっく、苦しいよっ」
「はは。ちょっと我慢しろっ!」
莉生ちゃん……暖かいな……
「…莉生ちゃん、ありがとうっ」
「何言ってんの!あたしの方が
今元気もらえてありがとうだっつーの!」
あたしは莉生ちゃんに微笑みかけて、
席についた。