【完】それでも、あたしは君が好き。
好きになれたら
あたしはその日の放課後、
三汐くんを中庭に呼び出した。
「……ごめんお待たせ。」
「三汐くん。ごめんね。
来てもらって……」
「いいよ」
三汐くんはあたしの目を真剣に見つめる。
よし。言おう……
「……三汐くん。あたしでいいの?
本当に……」
「え?」
「付き合うのがあたしで、
いいの……?」
あたしは俯いてそう尋ねた。
「…当たり前だろ?北村さん」
メニュー
好きになれたら