【完】それでも、あたしは君が好き。
「もしかして彼氏とはぐれたとか?」
突然あたしと同じくらいの年齢の
3人の男の子達に囲まれてしまった……!
「いえ、はぐれたわけじゃないです。」
「何?でも、泣いてんじゃん?」
え!?な、いてる…?
あたしは1人の男の子に指摘されて、
目を押さえた。
「…泣いてる…?」
「泣いてるよ?」
「…でも、悲しくて泣いたわけじゃ…」
「なにしてんの?」
あたしが言った言葉を遮って、
どこからか声が聞こえた。
「あれ~?彼氏君?」