【完】それでも、あたしは君が好き。




「俺の彼女になにしてんの?」


「陸っ……」



陸が、あたしの目の前にいる男の子達に
立ち向かってくれている。



「…泣かしちゃダメじゃん?彼氏君!」


「じやーね?カワイ子ちゃん」



と、3人は口々に言って
あたしたち2人の前から去っていった。



「ごめん…はじめから俺がついてきてれば。」


「ううん…いいの…」


「…泣いてたのか?愛結」



………っ



「大丈夫!花火が余りにもキレイだったから
涙出てきちゃっただけ!」



あたしはにっこり微笑んだ。




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