【完】それでも、あたしは君が好き。
*陸side
愛結は
『大丈夫!花火が余りにもキレイだったから
涙出てきちゃっただけ!』
そう言って笑った。
なぜ愛結は泣いていたんだろう……
花火が理由なわけがない。
「…愛結。帰ろうか」
俺はそう言って愛結の手を握り
帰る方向へ歩き出した。
「…り、陸…」
「ん?」
愛結は俺の握っていた手をぎゅっと握って、
引き止めた。
「夏祭り楽しかった…!」
そうひとことだけ言って、
俺の手を離した。
sideend
愛結は
『大丈夫!花火が余りにもキレイだったから
涙出てきちゃっただけ!』
そう言って笑った。
なぜ愛結は泣いていたんだろう……
花火が理由なわけがない。
「…愛結。帰ろうか」
俺はそう言って愛結の手を握り
帰る方向へ歩き出した。
「…り、陸…」
「ん?」
愛結は俺の握っていた手をぎゅっと握って、
引き止めた。
「夏祭り楽しかった…!」
そうひとことだけ言って、
俺の手を離した。
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