【完】それでも、あたしは君が好き。
あたしは、陸の手を離して、
1人で家路へとついた。
家に帰って部屋へ行くと
部屋着に着替えてベッドへ寝転んだ。
さっき、あたしの目から涙が出たのは
比呂を探していた自分に腹が立ったから。
陸と一緒にいるにも関わらず、
比呂の事を探してしまった。
西山さんが居たから。
でも、結局比呂を見つけることは無かった。
陸も『帰ろう』って言ってたし、
あたしのこともう、嫌になったかな…