【完】それでも、あたしは君が好き。
海デート
「お、お待たせ!」
「もう!おそーい!」
「ごめんごめん」
比呂と玄関前で話して
ちょっと放心状態だった……なんて言えない
「あれ?拓斗くんも居るの?」
「拓斗だけじゃないよ?
三汐もいるよ!」
え!?り、陸も!?
「え!?って顔してるね」
「当たり前だよ!……気づかなかった……」
「デートしよーと思ってさ!」
「デート…?」
「うんあんたたちは普通に
あたしらはまぁ、遊んどくよ
特に付き合ってるわけでもないしね」
そう言って陸と拓斗くんが待つところまで
行ってしまった。