【完】それでも、あたしは君が好き。
叶うはずもない恋を夢に見て、
陸に迷惑とか心配かけて。
ちゃんと笑ってなきゃダメだよあたし。
どうして比呂じゃなきゃダメなんだろ。
比呂じゃなくても
陸はあたしを思ってくれてるんだから…
陸を好きになったっていいのに。
そんなふうに考えていると
いつの間にか眠りについていた、
「……ゆ…あゆ!愛結!」
「へ…?り、陸」
「勝手に家上がったけど良かったか?」
そうだそういえば、ここ、
あたしの家だ……