【完】それでも、あたしは君が好き。





わかってる…
それを一番感じているのは
あたしだと思うから。



だけど、それでもあたしはバカなんだよ。




陸の優しさを知っても、
比呂の優しさを忘れることは出来ない……



いや、出来ないんじゃなくて
しないんだ。



新しいものを知って、
前のものを忘れてしまうことが
怖いだけ。





それだけ、あたしは弱虫だってこと。






< 147 / 308 >

この作品をシェア

pagetop