【完】それでも、あたしは君が好き。





「わ!これ食べたいな~」



そう言って彩音が指、さしたのは、
オムライス。


レシピ本ではキレイな黄色い卵が、
チキンライスを包んで、
ケチャップで可愛く絵が描かれていた。



「こんなに、うまくできないけど、
オムライスにしよっか!
お父さんのはチキンライスにしてさ!」


「うんっ!アヤも手伝うね!」



そしてあたしたちは
夕飯をふたりで作った。



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