【完】それでも、あたしは君が好き。
「…ん?お姉ちゃん?」
「ふぇ?」
「どうしたの?ボーッとして…
オムライス全く手を付けてないから…」
「あ、ごめんごめん…あはは」
あたし彩音に心配されるなんてね…
でも、無意識に考えていた。
というより思い出していた。
陸と過ごした時間のこと。
比呂と過ごした時間のことを。
陸は…
あたしをいつも気にかけてくれて、
あたしのことを一番に考えてくれた。
比呂は…