【完】それでも、あたしは君が好き。




「…そうかな?」



「てか、西山より遥かに、
愛結のほうが可愛いから!」



そう言ってあたしの頭をくしゃくしゃする。



「やめてよぉ…~
あたしかわいい要素ないから!」



あたしは手を振って否定した。


「まぁとにかく
何してくるか分かんないから、
油断しないようにね!」



と、そう念を押されて
あたしは西山さんの待つ屋上に足を進めた。



階段をすべて登りきり、
屋上の扉を開いた。






< 161 / 308 >

この作品をシェア

pagetop