【完】それでも、あたしは君が好き。
最後の覚悟
保健室に着き、
あたしはベッドを借りて横になった。
「北村さん大丈夫?
体調悪くなったらすぐに言ってね。」
と保健医に言われた。
あたしは頷き、布団にもぐった。
涙が出たのは
自分のもろさと、素直な答えが出せた事に
対しての悲しさと嬉しさが混ざったから。
きっと、莉生ちゃんに言われてなかったら
自分でこんな答えを出せなかったはず。
答えが出せて心がすっきりした。
だけど、
それと同時に、
そう言う答えに至ってしまった結果に
西山さんや陸への罪悪感に包まれてしまった。
だけど、
驚いたのは、後悔をしてはいない事