【完】それでも、あたしは君が好き。





「分かったかも知れない!
多分だけど、昔、小さい頃にね?
比呂と日記を書いた覚えがある。」



「そんじゃ、それの事じゃない?」



「うん…でも謝る要素が分かんなくて…」



「問題はそれだよな…
木崎は何を愛結に伝えたかったんだろう。


ったくもう!木崎言葉がたりねぇっての!!」



と、莉生ちゃんは怒りながら
掃除をつづけた。




「あはは…比呂、もともと
言葉でストレートに伝えるの苦手だったからね…」




「別にストレートじゃなくてもさ、
主語と述語くらいは言えるでしょう~」




「ま、まあそうだけど…」




結局比呂の言ってた日記の事は
思いだせたけれど、
なんで日記について謝ったのかは
掃除の時間内には分からなかった。






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