【完】それでも、あたしは君が好き。
そして部屋に戻ってから
ベッドに入って眠る準備をした。
でも………
さっきの比呂が謝ってきた理由が
気になりだし、眠れなくなった。
「……何だったのかな、
比呂があんなに真剣に謝るなんて。」
しっかりあたしに『ごめん』と言ってた。
何がごめんなのかは
確かに莉生ちゃんが言うように
言葉は足りなくて分かんなかったけど。
日記の事で比呂が謝るようなこと……
あたし、謝らせるようなこと書いたのかな。
その日記は比呂の手元にあって
あたしのところにはないから
確認ができないし、
今更比呂に『日記見せて』って
いうのも……な…
あたしはしばらく頭を抱えて
悩んだ。