【完】それでも、あたしは君が好き。
けれど答えは出ず。
「…やっぱり比呂に直接聞くしかないかな……」
あ、いや、
その前に……
あたしはすることがあるでしょ。
陸にちゃんというの。
自分が出した答えを。
あたしはケータイをタップし、
陸にSNSを送った。
〔こんばんは。
陸、明日の放課後、一緒に帰れませんか。
あたしの出した答えを聞いて欲しくて。
ごめんね…〕
あたしはそう送り、
ケータイの電源を切った。
そして、布団をかぶり眠った。