【完】それでも、あたしは君が好き。
授業が終わって
すぐにケータイを確認した。
〔おう。ていうか、無理すんなって
俺に言うよりも愛結自身に言えよな(笑)〕
あたしはそのSNSに
思わず笑ってしまった。
「愛結~何笑ってんのよ~」
莉生ちゃんが、
そういってニヤニヤしながら
あたしに近づいてきた。
「な、何もないよ!!」
そういって返信せずに
ケータイをポケットに戻した。
「なによ~もう~!
隠さなくたっていいじゃん!!」
「別に隠してないって~!」
そんな話をしていると
次の授業が始まるチャイムがなった。