【完】それでも、あたしは君が好き。





「体育祭だからちょっと
気合いをね!」



あたしはそう言いながら
お団子を触った。



「莉生ちゃんは髪それでいいの?」



耳よりも下の方で2つに結んでいる
莉生ちゃんに尋ねた。



「い、いーのいーの!
あたしがそんな髪したって似合わないからさ~」



なんていってあたしに背を向ける
莉生ちゃん。



「もー!ダメだよー!
拓斗くんのこと、好きなんでしょ?」



あたしは確信の持てない事を
思わず口走ってしまった。




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