【完】それでも、あたしは君が好き。
その宣言から
たくさんの競技が終了し、
最後の競技になる。
半数の人はこの競技にかけてるだろうな。
なんて思いながら、
緊張している莉生ちゃんの背中をさすっていた。
「大丈夫?莉生ちゃん」
「うん…大丈夫……」
アンカーってのもあるし、
1位をとって告白するってのもあるしで、
莉生ちゃんの顔色はものすごく悪い。
「ねぇ、プレッシャー感じなくてもいいよ!
絶対、莉生ちゃんなら1位取れる!」
「ありがと~愛結…天使!!」
そう言ってあたしをギューッと抱きしめる。