【完】それでも、あたしは君が好き。
Episode*five:続く道
恋の応援
「……おぅ!お疲れ~莉生」
「…お、お疲れ様…」
………あたしなんか
すごい悪い事してるみたい………
廊下の壁にもたれて
莉生ちゃんの応援をしてるあたし。
だけど、ものすごい中の言葉が聞こえてくる…
なんかごめんね…莉生ちゃん…
なんて謝りながらも
そこから離れなかった。
莉生ちゃんと約束したから…。
「…なにしてんの?」
「し、しーーー!」
突然現れた比呂。
普通の音量でしゃべっているのに、
今はしーって言っちゃう……
「なんだよ」
あたしのしーで、
小声で話してくれた比呂、