【完】それでも、あたしは君が好き。




しばらくして比呂が屋上に来たから、
3人でお昼を食べた。



そして午後の文化祭が始まる。



あたしたち3人は、
午後は自由行動となっていて、
莉生ちゃんと回る約束をしている。


「じゃあ愛結行くかぁ!!」



「うんっ」


「行ってらっしゃい」



比呂は屋上であたしたちに笑顔を向けて
手を振ってくれた。



ドア付近にいたあたしの隣で
莉生ちゃんは「言わなくていいの?」
と言ってくれたけど、


あたしはまだ言わないって答えて
校内へ入った。




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