【完】それでも、あたしは君が好き。
「派手にぶつかり、
派手に転んだね。愛結。」
「……!り、陸!
見てたんだ……」
あたしの後ろの席になった陸は
肩をつんつんと突っついて来たかと
思えばそう言って、
あたしをひやかした。
「…あはは。それより大丈夫か?」
「…あ、うん、大丈夫…ありがと」
なんか急にそんな風に心配されると
キュンってしちゃうじゃん。
「でも、今日の愛結いつもと違うから
気をつけなよ」
「…そうかな?…うんありがとう」
莉生ちゃんも陸も
あたしをいつもと違うみたいに思ってんのかな?
そっか
そうだよね……
あたし、今日告白するって決めてきたんだもんね。
ちょっとはおかしいかもね…!